公益社団法人日本産業衛生学会東海地方会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。日本産業衛生学会は、働く人々の健康の保持増進を主な目的として、学術、実践両面で社会に貢献することを目指している学術団体です。その中で東海地方会は、静岡、愛知、岐阜、三重の学会員で構成されています。
ご存じのように、この地方は、我が国における製造業の一大拠点で、大規模事業所から小規模事業所まで数多くあり、そこに多くの人々が働いています。近年、労働者を取り巻く状況は厳しさが増し、メンタルヘルス不調をきたす人が後を絶ちません。一方で、化学物質が原因の職業ガンの発生が報告され、その適正管理の重要性が改めて認識されるようになりました。これらを受け、労働安全衛生法が改正され、ストレスチェックの実施や、化学物質のリスクアセスメントが義務化されました。職場や仕事に起因する健康障害の防止がますます重要な課題となっています。さらに働き方改革関連法の施行に伴い、産業医・産業保健機能の強化が図られました。そして2020年には、新型コロナウイルスのパンデミックによって労働環境も含めて私たちの生活が一変してしまいました。学会活動も大きく影響を受け、対面で実施することが困難となり、オンライン技術などを駆使して活動しています。
日本産業衛生学会では、大学などの研究機関と産業現場が連携し、労働や職場環境によって引き起こされる様々な健康障害要因の調査研究が行なわれています。東海地方会の主な活動としては、秋に地方会学会を開催して、学術的な研究発表やシンポジウムなどを行い、見識を深めています。また年初には産業保健スタッフのための研修会を開催して、広く学会員以外へも情報提供を行っています。さらに、産業医、産業看護、産業衛生技術、産業歯科といった職能別の部会も活発に活動しています。今後は若手研究者の調査研究の支援・奨励にも力を入れていきたいと考えています。
多くの方々が日本産業衛生学会東海地方会の活動にご理解をいただき、ご参加くださることを期待しています。
日本産業衛生学会東海地方会会長 斉藤政彦
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